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          ビジネスローンの返済でお困りの方へ!


   昨今の厳しい経営環境により、業況面で苦戦している企業が増えて
   います。

   また、金融機関においても景気の悪化に伴ない企業倒産が増えてき
   ている影響をうけ、不良債権処理額は大幅に増加しており、融資審査
   はより慎重、より厳しくなってきています。

   そういった自社の状況、および取引金融機関の事情から「折り返し
   融資」の申し込みをしても、なかなか応じてもらえず、返済負担の大き
   いビジネスローンの返済が資金繰り上、大きなネックになっている企業
   も多いのではないでしょうか。

   商品の性格上、ビジネスローンの延滞状況は大変なもので、メガバンク
   の中には商品を廃止したところもありますし、地方銀行も含め全体的には
   撤退の方向にあります。

   貴社がもしビジネスローンの返済でお困りでしたら、お気軽に一度
   
お問い合わせのTEL(携帯へ)か、メール(お問い合わせフォームで)を
       ください。
   
お一人で悩まずに、お気軽にご連絡ください。





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は じ め に
 
 平成18年9月20日付の日経新聞の記事によりますと、「メガバンク大手3行における中小企業向け無担保融資(ビジネスローン)の本年3月末の残高は約5兆円で、前年同期より1兆円増え拡大している」とあります。

 中小企業にそれだけ資金需要があり、各銀行が積極的に営業攻勢をかけている結果だと思いますが、借り手企業の側に立ってみますと、「手続きが簡単で、申し込みから決定までに要する日数が短い」などの理由で、後先を考えずに安易に飛びついたりしますと、ビジネスローンは後々に問題を残す危険性もはらんでいます。

 当レポートでは、ビジネスローンの利点を上手く利用した上で、一方でどうすれば窮地に陥らずにすむことができるかについて、いくつかポイントを述べてみました。
ご参考にしていただければ幸いです。


ビジネスローンの商品内容

メガバンク1行、地銀1行におけるビジネスローンの概要は、以下のようになっています

メガバンク A行 地銀 B行
融資額 5,00万 〜 5,000万円 3,000万円以内
金利 銀行所定金利(変動)
2.5% 〜
銀行所定金利(変動)
担保 原則 無担保 不要
保証 第三者保証人不要
代表取締役のみの保証
原則法人代表者のみ
融資期間 1ヶ月 〜 5年 最長5年
返済方法 1ヶ月ごとの元金均等返済 元金均等返済
手数料 10,500円 必要
資金使途 事業資金 事業資金
申込書類 ・税務申告書一式(2期分)
・商業登記簿謄本
・納税証明書
・決算書類3期分
・商業登記簿謄本
・納税証明書
・代表者の本人確認書類  他
申込資格 ・業歴2年以上で、決算書2期分
 が提出できること
・債務超過でない
・税金の未納がない
・銀行の窓口に来店可能
・業歴3年以上
・債務超過でない
・税金の未納がない
・銀行と取引可能なエリアに所在

*主な特徴
  ○審査が簡単である
  ○一般融資(プロパー融資)に比べて申込書類が少なく、しかもすぐに提出できるものがほとんどである
  ○申し込んでから融資可否決定までの日数が短い(地銀B行では、原則3日以内の回答)
  ○金利はプロパー融資に比べて高めである
  ○無担保で、保証人は代表者のみである(第三者保証人は不要)
  ○取引がなくても申し込みができる



銀行の狙いは何か

@中小企業に対する融資は、従来、1件あたりの金額は小口で、しかも手間ひまがかかっていた。
そうした非効率な中小企業に対する融資審査を簡素化し手間ひまをかけずに、しかも儲けようという狙いで生まれた中小企業用の戦略商品がビジネスローンである。

A特にメガバンクにおいてそうであるが、申込企業の倒産確率を決算書3期分程度で予測するノウハウがある。
その結果、算出されたリスクに応じて融資金額、金利、返済期間等を設定するわけであるが、ある程度の損失(倒産による不良債権の発生)が発生したとしても、全体として儲かる仕組みになっている。

B新規開拓用の戦略商品として、取引がない先も申し込みができるようになっている。その結果、従来のようにプロパー融資を携えて新規開拓をしない方針をとっている。

C金融庁からの要請である「中小企業に対する融資の拡大」に応えることができ、しかも手間ひまをかけずに儲けることができる、銀行にとってまさに‘一石二鳥’の戦略商品である。


借り手企業が陥りやすい窮状

@ビジネスローンを利用すると、返済期間が比較的短いため収益返済(純利益+減価償却費で返済すること)ができず、資金繰り返済(純利益+減価償却費の範囲内で返済しきれず資金繰りをやりくりして返済すること)にならざらをえない状態となり、近い将来、資金がつまってくることになる。
その際、またどこかで借り入れる事態になりがちで、借入本数が増加して借金まみれの状態に陥るケースが多い。

A上記@と似かよっているが、ビジネスローンは簡単に融資を受けられるため、一度味をしめると、ついつい間口(借入本数)を拡げがちになる。
すなわち、次の資金需要が発生したとき、借り手企業の社長の本音としては、「今度もビジネスローンを借りてお こう」ということになり、現在ビジネスローンを借りている銀行にあたるか、それがだめなら新規の銀行にアタックすることになる。

Bビジネスローンはプロパー融資に比べて金利負担が大きいため、収益性を圧迫することになる。

Cつなぎ資金のつもりで借りて、そして予定していた返済原資用の入金があって、一旦返済できる状態になっても、ついつい引き続き借りておこうということになりがちである。(人間易きに流れやすい)


中小企業白書(2006年版)にみるビジネスローン

ビジネスローンを利用している企業はどのようなところか?
   ・従業員規模別     第1位(40.8%)  従業員数  0〜20人未満
   ・自己資本比率別   第2位(33.1%)  自己資本比率  10%超〜20%以下
   ・業種別         第3位(27.9%)  建設業
以上のようにビジネスローンは、従業員規模が小さく、自己資本比率が低い企業や建設業等の、比較的業況の厳しい分野に属する企業においてより浸透している。


中小企業がビジネスローンを利用する理由
   ・借入手続きが簡便      53.5%
   ・審査期間が短い        33.5%
   ・無担保である          32.3%
   ・第三者保証人が不要     25.8%
全体的にみると、利用の簡便さや無担保・無保証である点が評価されているのがうかがえる。


ビジネスローンを利用していない企業の今後の利用希望
   ・今後も利用するつもりはない     86.3%
ビジネスローンを利用するつもりはない企業割合は大きい


中小企業が金融機関と取引をする際に、最も重要な要素は何であるか
   ・安定した資金供給    46.2%
中小企業にとって、今後の事業展開を踏まえた安定した資金の供給がいかに重要かがうかがわれる


白書におけるまとめ
ビジネスローンは、決算書などの過去の財務データに基づき貸出自体や期間、金利が決定されるため、短期的な運転資金としては一定の利便性が認められる。

しかし、事業の将来性等への理解といった面については融資の際に考慮されず、また、いったん業況が悪化した場合には、その後繰り返してビジネスローンを利用することは難しく、中小企業が金融機関との取引をする際に最も重要視する「安定性」というニーズを満たす受け皿となることはできないであろう。


中小企業はビジネスローンをどう利用すればよいか

@中小企業経営者の課題 〜 銀行の甘いささやきを冷静に受けとめられるか
ビジネスローンは、これまでみてきたように、小口で手間ひまがかかり儲からない、しかもリスクが大きいといった従来の対中小企業融資の概念をひっくり返すメガバンク主流の収益本位の商品です。

ある程度の損失は織り込みずみで、しかも手っとり早く儲けるといった性格が強く、中小企業に対し「金利はそこそこ頂きますが、面倒な担保や保証人はなくして借りやすくしましたよ」と甘くささやきかけています。

一方、借り手企業側に立ちますと、ビジネスローンは借金まみれになる危険性をはらんだ商品で、借りやすいが返せない、あるいは返しきれないといった状態に陥る可能性を秘めています。

中小企業の経営者としましては、こういう商品もあるんだと頭の片すみにインプットするぐらいにとどめ、できれば借りないことです。


Aどのような時なら利用してもよいか
その答えは、「突発的な要因により一時的に資金不足に陥った。しかも必要時期まで時間がない。しかし返済原資は確実にある」といった時です。

こういった短期のつなぎ資金に充当するのであれば、ビジネスローンの利用を考えてもよいと思います。
必要時期まで時間がない場合でも、ビジネスローンは申し込んでから融資の可否決定までの日数が短く、またレートが高くとも借入期間が短ければ金利負担はさほどでもありません


但し、返済原資の資金が入金になれば確実に返済すること、これがポイントとなります。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で、おうおうにして返済資金が入金になっても「もう、ついでだし引き続き借りておこう」ということになりがちです。

これが深みにはまる原因となりますが、そうなるのは経営者の性格も多分に影響しているところがあるように思います。
‘決めたことは守る’経営者のある面での頑固さ、あるいは律儀・几帳面さの有無が問われるところです。


Bまとめ
私の経験から申し上げますと、資金繰りがまずまず健全である企業はビジネスローンを利用しません。一般融資に比べて劣る条件であえて借りる必要はないからです。

経営者の弱さがでるケースとして、以下のような例がありました。

銀行に融資の申し込みをして、融資条件のツメ等で銀行とシビアーなやりとりをしている最中、交渉にもう嫌気がさしてきて、「そうだビジネスローンなら手っとり早いし、銀行とのうっとうしい交渉も資料も要らない。それを借りておこう」と思い至り、実行に移しました。
当然、返済面の検討など適当で、「先のことは、また何とかなるだろう」くらいの感覚です。

その他、ビジネスローンを借りた実績がある企業を考えてみますと、次のような特徴が浮かび上がります。
○社長のタイプ 〜 技術力や営業力は肯定できるが、財務・経理には弱い、または無関心である
○銀行取引方針がない 〜 借りられるならどこからでもというタイプで場当たり的に対処するため、取引している銀行の数もふくらむ一方である。

ビジネスローンの利用において経営者に求められる素養としては、
・自分に厳しい人
・経営全般にシビアーな人
ということになります。

銀行と一般融資をめぐってシビアーな交渉をすることは、経営者としての自分を鍛えることになるんだと前向きに受けとめ、易きに流れることを戒めることが肝要です。





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